ポイント
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
読者の反応
- ブクマ
- 0
- 感想
- 0
- レビュー
- 0
- 評価者数
- 5
- 平均評価
- 7.60
- 週間読者
- 0
ブクマと評価ポイントの推移
2日以上データが蓄積した場合閲覧できます
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
総合ランキングの推移
順位を読み込んでいます…
みぎみみ 2026/11/02 公開 2026/11/02 19:10 更新
「今日は余計な口をきくな。君の祖父が判子を彫っていたことは、誰にも言うな」
子爵令嬢ヨゼフィーネの母方の祖父は、四十年、王宮の御用を務めた印章彫り。けれど侯爵家嫡男の婚約者にとって、それは隠すべき恥でしかなかった。
十年続いた北の国との戦を終わらせる、和平の調印式。
婚約者が誇らしげに運んできた国璽を見て、ヨゼフィーネは息をのむ。
――獅子の左耳が、白くない。
四十年前の火事で欠けた国璽の耳を、祖父が白い玉で継いだことを知っているのは、王と祖父と、彼女だけ。
「黙れ。どうせ北の連中に、本物も偽物も見分けはつかない。押してしまえば同じことだ」
そして北の宰相が、印影の違いに気づいて席を立つ。十年の戦が、また始まろうとしていた。
偽の国璽を見抜けるのは、職人の孫のわたしだけ。
そして、「石の公爵」と呼ばれる和平の立役者は、十一年前、祖父の店で印を磨いていた小さな女の子を、ずっと覚えていた。
※約1万字の読み切り短編です。ざまぁは軽め、最後は甘く終わります。
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
2日以上データが蓄積した場合閲覧できます
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
順位を読み込んでいます…