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アンドリュー・チェン 2025/10/24 公開 2026/10/23 23:16 更新
言葉で魔法を発動する世界...
詠唱は力であり、記憶こそがその源。
この世界では、誰もが「色」を持って生まれる。
だがエルスベスだけは、色を持たない。
魔法すら使えない存在だった。
...はずだった。
この世界には三つの魔法体系が存在する。
音で紡ぐ「言葉の魔法」。
文字に刻む「書の魔法」。
そして――本来、存在してはならないもの。
「描く」ことで生まれる魔法。
転生の瞬間、彼女が神に願ったのはただ一つ。
...Gペン。
それは“描くため”の道具であり、
やがて“世界を書き換える”力となる。
ある日、エルスベスはその力に目覚める。
それはこの世界に存在しない力。
異質で、理解されない力。
それは、かつて...
「子供の遊び」と呼ばれていた。
理解されず、価値がないと笑われたその力は、
やがて世界の理を揺るがし、運命を書き換えていく。
やがて彼女は知る。
自分が「忘却の河フィルゲッザン」を飲まなかった存在であることを。
前世の記憶を持つ魂であることを。
そして――限界のない力を持つということを。
それは祝福ではない。
“例外”だ。
世界すら壊しかねない、危うい力。
導かれるように辿り着いた古代図書館。
そこで彼女が手にしたグリモワールには、何も記されていなかった。
魔法も、理論も、知識もない。
ただ――白紙の原稿用紙だけがあった。
まるで語りかけるように。
...描け。
彼女が最初に描いたのは、小さな守りの存在。
そして次に、自らを包む“墨の鎧”。
衝撃に応じて形を変え、彼女を守るその鎧は、
まるで物語そのものが彼女を護るかのようだった。
これは、ひとりの少女が「描く」ことで世界を書き換え、
やがて魔王すらも超えていく物語。
だがその先に待つのは、勝利ではない。
それは...
創る者としての、選択。
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