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紙屋シキナ 2026/01/01 公開 2026/10/29 17:10 更新
正体不明な血液サンプルの世界的流出によって、吸血体と呼ばれる変異種が人類史を脅かそうとしている現代。
そんなこととは知らずに東京の遠島、鳳凰島に住む天動真中(てんどうまなか)は今日も映画研究会で主演映画の撮影をしていた。しかし彼はどこにでもいるただの男子高校生ではなかった。
車に追突されても無傷どころか相手の方がスクラップになる身体強度を持ち、また25メートルの時計台から落下し致命傷を負っても、数分後には元通りという超速再生能力を有していた。それは吸血体と酷似した特徴や能力でもありーー。
真中はある日の帰り道、路上に落ちた血塗れのゴシックドレスを発見する。そこには心臓を抜かれた反動で退行してしまった絶対的美幼女 ルビア・アンヌマリーが倒れていた。瀕死で血を求める彼女こそ、吸血体の始祖・吸血王と呼ばれる最強生物だった。
ルビアを連れ帰り介抱するも、いよいよ鳳凰島に吸血体の魔手が及び始める。人外魔境となり果てる中、真中とルビアの間で交わされるファーストキス。
それはルビアの意識を呼び戻し、封殺された真中の力をも覚醒させる。
真中は己が出自を知るために。ルビアは己が血の贖罪のために、蔓延する吸血地獄へと身を投じていくのだった。
「にしてもツンツンだな。俺に対してのあたりきつくないか?」
「まったく。昨日今日逢った他人にそんなデレる人間なんているわけないでしょ。なにを期待してんのよ!」
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