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ふたーなる 2026/10/13 公開 2026/10/13 16:57 更新
第一王子アルヴェルトは、卒業記念パーティーで公爵令嬢セレスティアに婚約破棄を宣言した。
真実の愛を見つけたのだから、これで万事解決! ……のはずだった。
翌朝、王宮に財務大臣が駆け込んできた。
公爵家の資金援助はどうなるのか。隣国との協定はどうするのか。王家と公爵家の関係を前提に結ばれた商業契約は?
さらには、貴族たちまで次々と押しかけ、婚約破棄の影響について説明を求めてきた。
「待て! 俺は婚約を破棄しただけだぞ!?」
しかし、王族の婚約は、単なる男女の約束ではない。
その裏には、政治、経済、外交、そして貴族たちの思惑が複雑に絡み合っていたのだ。
一方、婚約を破棄されたセレスティアはというと、意外にも前向きだった。
王妃になるための教育から解放された彼女は、以前から希望していた王宮行政局への就職を目指していたのである。
「わたくしの人生までなくなるわけではありませんもの」
王子の後始末など知ったことではない。
……いや、必要な手続きには協力する。ただし、もう婚約者ではないのだから、個人的な面倒まで見るつもりはない。
こうして、恋愛の自由を求めた王子は、貴族や大臣たちからの苦情と膨大な書類に追われることになった。
果たしてアルヴェルトは、無事に婚約破棄の後始末を終えられるのか!?
**簡単に婚約破棄とか言うなよ!!**
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