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古晴 2026/03/08 公開 2026/10/31 18:00 更新
名門サージス魔法学園を卒業したシリウス・フォンド・パリストン。
4年間片思いだった想い人に振られたのを引き金に、人生に失望したシリウスは、時計台から身を投げた。
「全てに……さよならだ」
――だが、死んだはずの彼は『臨界』という白と黒の世界で目を覚ます。
そこに居たのは、白銀の髪をした小さな男の子だった。
『僕がシリウスだよ』
今いる自分は本当のシリウスではない、十二年前に誘拐され殺された少年――「ジェイド」の魂だったのだ。
遡ること12年前。とある貴族の指示により、一度死んだシリウスの肉体にジェイドの魂を押し込め、蘇らせたのだ。
ジェイドの記憶も葬り去られ、シリウスの記憶に塗り替えられ、偽りの人生を17歳まで歩んできた。
調整者は言う。
「十二年前へ回帰し、本来の人生を生き直せ」
ジェイドは、12年前の死ぬ直前に回帰する。彼はシリウス時代の魔法知識でなんとか逃げ延び、魔法城の魔法特殊任務部隊に保護される。
そんななか、特殊任務部隊副隊長ダグラスと運命の出会いをする。彼と関わっていくことで、孤独だったジェイドの心に柔らかな明かりが灯る。
やがてジェイドは、ダグラスに対して理想の父親像を夢見てしまう。
ダグラスもジェイドを息子のように接し、住んでいるツリーハウスへ招待するのだが、幸せな時間は長くは続かなかった。
これは、人生を理不尽に奪われたジェイドが、傷つきながらも、人生をやり直す再生の物語。
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