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ふたーなる 2026/10/13 公開 2026/10/13 16:22 更新
エルネスタ・クラウゼルは、誰とでも仲良くなれる令嬢である。
明るく、社交的で、困っている人を見れば放っておけない。クラスの誰とでも話せる彼女は、クラスでも目立つ方だった。
けれど、彼女には一つだけ悩みがあった。
誰とでも仲良くなれるのに、誰かにとって特別な友人にはなれないのだ。
一方、リュシエンヌ・ヴェルクレアには、友人が何人もがいる。
彼女たちはお茶会で噂話に花を咲かせ、他人の失敗を面白がり、時には陰口だって叩く。
決して褒められた人間性ではない。
それでも、彼女たちは互いを大切な友人だと思っていた。
そんなある日、エルネスタはリュシエンヌの秘密を知る。
リュシエンヌは陰口ばかり叩いている。人の弱みにつけ込み、同情を集め、自分の味方を増やしているのだ。
「こんなの、間違っているわ!」
エルネスタは立ち上がった。
リュシエンヌの悪事を暴けば、みんなが自分を認めてくれるはず。正しいことをすれば、きっと人はついてきてくれるはずだ。
そう信じて、エルネスタはリュシエンヌを糾弾する。
しかし、彼女は知らなかった。
大勢と仲良くすることと、誰かの味方になることは違うのだと。
これは、正義を振りかざす令嬢と、共感を集める令嬢の戦い。
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