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約間円 2022/08/01 公開 2022/08/08 20:00 更新
◆第一章ラストまで毎日連続20:00更新中◆
それは異世界エルリアからの侵略により全人類が絶滅秒読みとなった時代。
七つの『次元断層』から、原生生物群とエルリア人類は現れた。
不定形生命が大都市を呑み、一本の魔剣が地平線を斬り裂いた。
一体の魔神が弾道兵器すら撃墜し、大陸は異形の怪物達に埋め尽くされた。
どう考えても世界は滅ぶ。地球人類は終わりだ。
だが何故か、そんな状況ですら膝を折らない狂人共がそこにいた。
不死身の改造兵がドラゴンの心臓を握り潰し、不敗の英雄は0.1%未満の勝利を掴むまで絶死の戦場をループし続ける。
指揮官は禁忌すらも武器に換え、外交官は怪物とすらも心を交わし、ジャーナリストは己の喉笛に迫る牙に「シャッターチャンスだ」と笑ってみせた――。
これはどこまでも諦めの悪い地球人類が、絶望の運命を覆すまでの物語。
▽▲▽▲▽▲
第三次世界大戦前夜、とささやかれるほど国際情勢が揺れる、二〇二五年の夏。
大陸間の領土紛争を防ぐため、ジャーナリストのオグマ・ケイジは各国の精鋭軍人と研究者が集められた国連派遣調査隊と共に太平洋公海上に現れた新島へと調査に向かう。
だが新島『ニューミッドウェー島』で発見されたのはDNAの塩基構造すら界のレベルで地球と異なる生態系と、調査隊を喰らう生きた樹海の獰猛な獣の群れだった。
死の淵でオグマはカメラを掴み、世界に「はじまり」を告げ、諦めを忘れた最初の狂人となっていく。
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