ハイファンタジー 完結・全105話

異世界転移した女医ですが、帰りたいのは元の世界だけではなくなりました ~辺境の村から始まる異世界診療記~

滝内亜依 2026/09/18 公開 2026/10/03 16:20 更新

あらすじ

夜勤中だった外科医・前村江理は、ある日突然、異世界へ召喚された。

目を覚ましたのは、王宮でも魔法学院でもない。医者が足りず、満足な治療も受けられない辺境の小さな村――ピーコック村だった。

薬もない。検査機器もない。元の世界へ帰る方法も分からない。それでも、目の前に患者がいる。

江理は村に残り、現地の薬草や限られた道具を使いながら、小さな診療所を始めることになる。

けれど、知識があっても、それを確かめる手段がない。

「なんにも、分かってあげられなかった」

医者としての無力さを突きつけられながらも、江理は一つずつ、この世界のやり方を覚えていく。

助手の村長の娘アイリス。江理にだけ分かる妖精たち。王宮を辞めてやってきた名医とその息子。江理と同じ日本から来た、もう一人の医師。

一人で始めたはずの診療所には、いつしか人が集まり、笑い声が増えていく。

もちろん日本には帰りたい。その気持ちは変わらない。

――なのに、この村を離れることを考えると、どうしようもなく寂しい。

いつの間にか、この世界にも「帰りたい」と思う場所ができていた。

江理はまだ知らない。この先、「帰りたい場所」が一つでは済まなくなることを。

――村を守るための取引で、江理は山奥の城塞都市へ足を踏み入れる。

「山賊」と呼ばれながら妙に品のいい一家との出会い。頭領の妻を診たことから始まった関わりは、薬学に通じた老婆との師弟関係へ、母を心配する少年との縁へと変わっていく。

「大きくなっても、その気持ちが変わらなかったら――そのとき、もう一度言って」

軽い気持ちでかけた一言が、後にとんでもない意味を持つとも知らずに。江理の腕には、いつしかサファイアの指輪が光っていた。

やがて江理は、その居場所から突然引き離される。目覚めた先は、遠い異国の皇宮。

そこで待っていたのは、後宮の女性たちの、誰にも言えなかった悩み。そして、江理を側室に望む若き皇太子だった。

「私は、医者を続けたい」

差し出された立場より、譲れないものを選んだ答えは、遠い国の未来まで動かしていく。

江理の周りには今、かつてなかった国が生まれようとしている。村だった場所が、王都になる。

現代日本から異世界へ召喚された一人の女医が、医療と人との出会いを通して、いくつもの大切な居場所を見つけていく――異世界診療ファンタジー。

ポイント

総合ポイント 102
日間ポイント 0
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評価ポイント 5654.9% ブクマ×2 4645.1%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

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ブクマと評価ポイントの推移

10/25〜10/31(7日間)
ブクマ 23+1(7日間)
24 23 22 21 10/25 10/28 10/31
評価ポイント 56+0(7日間)
57 56 55 10/25 10/28 10/31

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
10/31 23 ±0 56 ±0
10/30 23 ±0 56 ±0
10/29 23 ±0 56 ±0
10/28 23 ±0 56 ±0
10/27 23 ±0 56 ±0
10/26 23 +1 56 ±0
10/25 22 ±0 56 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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