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秋葉 詩 2026/10/22 公開 2026/10/22 12:33 更新
「ヴィオレッタ・グランディエ! お前の悪事はすべて知っている!」
卒業記念の夜会。王太子ユリウスは男爵令嬢ルルの肩を抱き、婚約者の罪を七つ読み上げた。
教科書への落書き。お茶会からの締め出し。ドレスにかけたワイン。
ヴィオレッタは扇を閉じて微笑む。
「はい。そのうち四つは、確かにわたくしがやりました」
三年前、国王から下された密命。
王太子が噂や涙に惑わされず、真実を見抜けるかを試すため、彼女は「悪役令嬢」を演じてきたのだ。
悪事はすべて、王家の台本と監察記録のとおり。
では、残りの三つは?
階段から突き落とした。毒入りの菓子を贈った。聖女の首飾りを盗んだ。
どれも、台本には書かれていない。
「台本にない罪は、どなたがお書きになったのかしら」
断罪劇が「試験の答え合わせ」に変わるとき、三年間ずっと彼女だけを見ていた監察官、王弟ジークヴァルトが静かに一歩前へ出る。
※ざまぁあり、溺愛ありのハッピーエンドです。
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