ハイファンタジー 短編

魔導は焦げる匂いがする ~「錬金聖女」の称号を剥奪され婚約破棄されたので、私は前世の電気技師として工房を開きます。なお炎上した宮廷魔導炉の修理依頼は受け付けません~

uta 2026/09/09 公開 2026/09/09 18:17 更新

あらすじ

「錬金聖女の称号を剥奪する。お前の作った魔導炉は欠陥品だ!」

国家式典の最中、宮廷魔導炉が『焦げた匂い』を放って停止した。責任を問われた公爵令嬢フィリアは、婚約者の王太子から衆人環視の中で断罪され、婚約破棄を言い渡される。

だが——彼女は知っていた。炉が止まったのは故障ではなく、自ら組み込んだ『保護回路』が身を挺して大爆発を防いだ証だということを。それを「無駄な部品」と嗤って取り外したのは、男爵令嬢ミレーユその人だった。

フィリアの正体は、前世で過労死した日本の電源設計エンジニア。この世界の『魔導』の正体が『電気工学』であることを知る、ただ一人の人間だった。焦げた匂いひとつで、何が起きたかすべて分かる。

理解する気のない者に説明するのは無駄——彼女は淡々と断罪を受け入れ、こう言い残す。

「焦げた匂いがしたら、それは部品が身を挺して、爆発を防いだ証拠ですよ」

宮廷を去ったフィリアは、辺境で工房を開く。前世の技術と工学の知識で、壊れたものを一つずつ直していく日々。やがて彼女は気づく——王都の魔導網は、保護回路なき欠陥だらけ。焦げた匂いすらしない、突然爆発する炉がいくつも眠っていることに。

「さて。……次は、この国の魔導網、全部作り直しましょうか」

過労死した前世では間に合わなかった。でも今世は、まだ間に合う。

これは、焦げた匂いのしない——本当に安全な世界を作る、元社畜令嬢の物語。

※炎上した宮廷魔導炉の修理依頼は受け付けません。

ポイント

総合ポイント 58
日間ポイント 0
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評価ポイント 5696.6% ブクマ×2 23.4%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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ブクマと評価ポイントの推移

10/29〜11/04(7日間)
ブクマ 1+0(7日間)
2 1 0 10/29 11/01 11/04
評価ポイント 56+0(7日間)
57 56 55 10/29 11/01 11/04

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/04 1 ±0 56 ±0
11/03 1 ±0 56 ±0
11/02 1 ±0 56 ±0
11/01 1 ±0 56 ±0
10/31 1 ±0 56 ±0
10/30 1 ±0 56 ±0
10/29 1 ±0 56 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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