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夢幻の翼 2026/05/30 公開 2026/06/15 18:40 更新
「丁重にお断りします」
勇者と共に魔王を倒した俺――賢者グランは国王から提示された報酬の『宮廷魔道士長』の座を辞退した。表立っては言わないが、どうせ良いように使い潰すつもりだろう。そんな思惑に乗ってやるつもりはない。
それと同時に勇者の保護者としてパーティーにいた俺も自由の身となったので引退してセカンドライフを送ることに決めた。
のんびりしようとする俺に侯爵となった元勇者ゼオンから領内の没落寸前男爵家を立て直して欲しいと頼まれる。
厄介ごとは好きじゃないが、ひょんなことで出会った男爵家令嬢セシリアの魔法才能に興味を持ち領政改革に乗り出した。
自らは最高の知識と実力を持ちながらも自分の領地は自らの手で治めるものという信念の元で男爵家令嬢セシリアをチート化するべくスパルタ教育を施す俺に最初こそ泣き言を言っていたセシリアだがいつしか俺を崇拝するようになる。
おかしい。どこかで教育を間違えたのだろうか?
そんな時、突然セシリアに縁談話が……。
貴族にはありがちな政略結婚だが何かがおかしい。可愛い弟子に理不尽な要求をするとはいい度胸だ。
来るなら潰される覚悟で来るんだな。
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