純文学 短編

取り置き人生――善意をポイントに換え続けた男の人生は、いつの間にか期限切れになっていた。

アコンプリスの人 2025/10/09 公開 2025/10/09 08:32 更新

あらすじ

あなたの人生、取り置き期限が切れています。
――
 食べたい弁当、人気のパン、病院の診察枠、駅のベンチ。

 町では、あらゆるものを未来に残しておける「お取り置き」が当たり前になっていた。

 佐伯修一は、取り置いた枠を誰かに譲るのが得意だった。譲ればアプリに花が咲く。感謝され、褒められ、彼は少しずつ「いい人」になっていく。

 けれど、妻の誕生日の席も、息子のパンダを見る時間も、父に会う機会も、佐伯は誰かに譲ってしまう。

 ある夜、彼のスマートフォンに奇妙な通知が届く。

《お客様の人生本体のお取り置きは、本日で受取期限を迎えます》

 駅ビル地下の「とりおきセンター」で佐伯を待っていたのは、若かった頃の夢、結婚記念日の夜景、子の初めての声、怒る権利、断る権利、そして――期限切れの人生本体だった。

 善意とは何か。
 譲るとは何か。
 自分の人生まで誰かに譲り続けた男が、最後に取り戻すものとは。

 予約社会と善意のポイント化を描く、少し苦くて温かい社会風刺短編。

ポイント

総合ポイント 22
日間ポイント 0
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 2090.9% ブクマ×2 29.1%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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ブクマと評価ポイントの推移

10/28〜11/03(7日間)
ブクマ 1+0(7日間)
2 1 0 10/28 10/31 11/03
評価ポイント 20+0(7日間)
21 20 19 10/28 10/31 11/03

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/03 1 ±0 20 ±0
11/02 1 ±0 20 ±0
11/01 1 ±0 20 ±0
10/31 1 ±0 20 ±0
10/30 1 ±0 20 ±0
10/29 1 ±0 20 ±0
10/28 1 ±0 20 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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