異世界恋愛 完結・全10話

婚約破棄されたので定時退社します ~追放された宮廷魔法師は隣国で溺愛されて最強になりました~

渚月(なづき) 2026/03/16 公開 2026/03/16 12:07 更新

あらすじ

魔法省の廊下は、いつも薄暗い。
けれど今日は、その暗さが妙に肌に馴染んだ。

婚約破棄の書状は、驚くほどあっさりしていた。
蝋で封をされた羊皮紙一枚。差出人は王太子殿下。

理由は「能力不足および王家への貢献の欠如」。

(……ああ、そう来たか)

私が三年かけて設計した防御魔法陣。
あの論文の著者欄から、いつの間にか私の名前は消えていた。

知っていた。気づいていた。
証拠を揃えるまでは動かないと決めていた。
なのに──先に切られた。

研究室の鍵を返し、荷物をまとめる。
手帳だけは胸ポケットに入れた。三年分の記録が詰まった、私だけの手帳。

正門を出ると、夕刻の風が頬を撫でた。
足元で白銀の小さな塊が、靴にすり寄る。ルル。唯一ついてきてくれた存在。

さて。定時退社だ。
もう残業する義理はない。

国境の向こうに、小さな公国があると聞く。

一歩を踏み出す。振り返らない。

──けれど、振り返る必要がなくなる日が来るとは、このとき思ってもいなかった。

ポイント

総合ポイント 542
日間ポイント 0
日間ランクイン 1
最高順位 249
評価ポイント 43279.7% ブクマ×2 11020.3%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

ブクマ
55
感想
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レビュー
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評価者数
52
平均評価
8.31
週間読者
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ブクマと評価ポイントの推移

10/30〜11/05(7日間)
ブクマ 55+0(7日間)
56 55 54 10/30 11/02 11/05
評価ポイント 432+0(7日間)
433 432 431 10/30 11/02 11/05

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/05 55 ±0 432 ±0
11/04 55 ±0 432 ±0
11/03 55 ±0 432 ±0
11/02 55 ±0 432 ±0
11/01 55 ±0 432 ±0
10/31 55 ±0 432 ±0
10/30 55 ±0 432 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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