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自然対数 2015/03/13 公開 2025/10/12 02:26 更新
まだ私が小さい時。
異能は今ほど知られてなくて、世界が二つあるなんてほとんどの人は知らなかった。
あの時は、どうしてみんなが傷を負っても死なずにいるのか知らなかった。どうしてそんなに強いのか知らなかった。
何より私はみんなが何のために戦っていたのか、わかってなかったんだと思う。
でも私の知らないところで、復讐のため、誓いのため、愛情のため、狂気のため、みんなは必死に戦っていた。
これは、そんなみんなと一緒に、私の恩人が世界を変える物語。
◯◯◯
第一章 罪人に送る地獄の業火
鬼は記憶喪失の蛇と共に、罪人と女神を探しにいきました。
彼らを地獄に送るために。
第二章 泡沫と消える絶食の誓い
狩人は妖精に禁忌を祈りました。鬼は目をそらし、魔女は諌め、女教皇は慰めて。
その誓いは幻を越えられない。
第三章 女王の愛は星よりも重く
星団は女王が報われることを望み、恋人は女神を望んだ。
そして女王はただ、愛するだけでよかったのに。
第四章 女神の答えは恋人の剣
勇者は女神と剣を抱え自らの出生を求める旅に出る。
復讐と絶望は罪人の天国であり、女神は女神でなく、女神が女神であった。
第五章 雷雲は最後の審判を告げる
人々は審判を畏れ、逃げ惑う。
誰もが彼を忌み嫌うのなら、間違っているのは世界の方なのだと、彼女はそう呟いた。
断章 どうか私を慰めて、と
ずっとこんな日が続くと、小さな魔女は思っていたけれど。
第六章 その身に血を刻む
私の血霧を欲するか。ならばくれてやろう。
宿命の一切を貴様に託すのが罪滅ぼしというのなら。
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