ローファンタジー 短編

「パートのおばさんが行ける階じゃない」そんなん言われたかて、売り切れの機械は全部回らな ~ダンジョン自販機の補充員、五十階の配信に映り込む~

月城 友麻 2026/09/09 公開 2026/09/09 12:52 更新

あらすじ

「パートのおばさんが行ける階じゃない。補充は三階まででいい」

運営の主任さんはそう言うて、危険手当の申請書を突き返した。

うちは荻野恵子、四十九歳、大阪生まれ。ダンジョン内の自動販売機に飲み物を補充するパート。時給千二百五十円。

「せやけど主任さん、本部の端末に十階の売り切れ、出てますやん」

「探索者が我慢すればいい」

「我慢て。喉かわいた人を待たせるんは、うちの負けや。ほな、売り切れの機械は全部回りますんで」

魔物? 出てくるで、そら。ダンジョンやもん。

「仕事中や、邪魔すんな!」

一喝したら道を開けよる。何階の、どんな魔物でも。理由は知らん。うちは補充が忙しいんや。

十階で補充してたら、有名な配信者さんの画面に映ってしもた。

《誰?》《おばちゃん??》《魔物が道あけた……》

二十階では迷子のパーティに非常口を教え、三十階では売り切れの機械の前で泣いてた男の子にコーラを渡した。

《補充のおばちゃん来た!》《魔物より怖い》

主任さんが青い顔で呼び出した。「勝手に行くなと言ったろう!」

「売り切れの表示、本部に来てますやろ」

五十階の自販機は、十年前から誰も補充してへんそうや。

ポイント

総合ポイント 76
日間ポイント 0
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 6281.6% ブクマ×2 1418.4%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

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7.75
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ブクマと評価ポイントの推移

10/25〜10/31(7日間)
ブクマ 7+0(7日間)
8 7 6 10/25 10/28 10/31
評価ポイント 62+0(7日間)
63 62 61 10/25 10/28 10/31

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
10/31 7 ±0 62 ±0
10/30 7 ±0 62 ±0
10/29 7 ±0 62 ±0
10/28 7 ±0 62 ±0
10/27 7 ±0 62 ±0
10/26 7 ±0 62 ±0
10/25 7 ±0 62 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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