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中井田知久 2022/03/17 公開 2022/03/17 18:05 更新
僕はお前が好きだ。
僕は何回もそのことを否定しようとした。他の女の子と付き合って、その子のことを好きになろうとしたこともある。でも、駄目だった。その子は僕のことを好きになってくれた。でも僕は昭夫が好きだった。僕たちは行き止まりだった。
そして、僕は彼女に本当の事を言った。彼女は涙を流して、僕の元を去った。
彼女は最後に言った。
「その恋はむくわれないわよ」
僕もその事はわかっている。分かっているからこそ、つらかった。僕はそんなとき、ウイスキーを飲んだ。でも飲めば飲むほど、昭夫への思いは募った。僕の胸は張り裂けるくらいだった。なあ、昭夫。お前のことが好きなんだ。僕に微笑んでくれないか? 僕はそれだけで涙を流すだろう。
僕はお前に酔って何回も電話しようとした。電話して、お前の事が好きなんだといいたかった。でも、僕はその勇気が出なかった。僕は拒否されるのが怖かった。お前に変な目で見られるのが怖かった。拒否されると僕はおそらく、ばらばらになってしまうだろう。それくらいお前の事を愛しているんだ。
昭夫を好きになった「僕」。現実はなんて残酷なのだろう。青春小説。BLです。
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