歴史 連載中・全29話

漢方医だけど余命わずかにつきコカ・コーラで一世一代の大勝負にでる

まさる氏 2025/05/17 公開 2025/06/01 21:45 更新

あらすじ

コカ・コーラのひた隠しされているはじまりのおはなし

時代の影に、黒い泡が立ちのぼる。

**1886年、ジョージア州アトランタ。**

かつて戦火に焼かれたこの街は、今や金と薬にまみれ、
虚飾の光をまとっていた。

新聞の見出しは「奇跡の万能薬」であふれ、
街角には“痛みを忘れたい”者たちが群がる。

彼らが逃げたかったのは、
戦争の記憶。
貧しさの痛み。
そして、生きることそのものの重さだった。

その片隅で、かつて南軍の兵士だった**ジョン・ペンバートン**は、
漢方医として古びた研究室の中で黙々と調合を続けていた。

戦地で負った傷は癒えぬまま、
薬剤師として第二の人生を歩みながら、
彼もまた、時代の波に飲まれていた。

「人を癒すために薬を作りたい」
——その信念は、いつの間にか
「売れる薬を作るための調合」にすり替わっていた。

広告のために効能を盛り、
味をごまかし、
金のために“奇跡”を捏造する。

だが、そんな彼の身体に、静かに死が近づいていた。

「俺の時間は、もう長くない——」

ならば、最後に何を残すべきか?

人々が本当に求める“癒し”とは何か?

問いに導かれるように、彼はふたたびビーカーを手に取った。

**甘く、刺激的で、ほんのひととき苦しみを忘れさせる飲み物。**

それは薬ではなかった。
——しかし、薬以上に人の心を動かすものだった。

この一滴が、
やがて\*\*“コカ・コーラ”\*\*と呼ばれることになるとは、
彼自身、まだ知らない。

ポイント

総合ポイント 18
日間ポイント 0
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 1055.6% ブクマ×2 844.4%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

ブクマ
4
感想
0
レビュー
0
評価者数
1
平均評価
10.00
週間読者
0

ブクマと評価ポイントの推移

10/30〜11/05(7日間)
ブクマ 4+0(7日間)
5 4 3 10/30 11/02 11/05
評価ポイント 10+0(7日間)
11 10 9 10/30 11/02 11/05

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/05 4 ±0 10 ±0
11/04 4 ±0 10 ±0
11/03 4 ±0 10 ±0
11/02 4 ±0 10 ±0
11/01 4 ±0 10 ±0
10/31 4 ±0 10 ±0
10/30 4 ±0 10 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

順位を読み込んでいます…