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みるとべる 2026/02/09 公開 2026/04/09 20:00 更新
【1500PVを超えました。皆様ご覧いただき、ありがとうございます】
「私は駿くんを独り占めしたいの」 十六年間、隣にいるのが当たり前だった幼馴染の距離は、音を立てて崩れ去る。文化祭、配役されたのは『悲劇の恋人たち』。その舞台は、秘めてきた恋の宣戦布告となる。
県立東ヶ丘高校写真部。部長の西村駿は、ある理由から「人物写真《ポートレート》」を撮ることができない。
幼馴染の紡木陽向、親友の大野悠斗、坂口璃奈の四人は、部室という名の「聖域」で静かな停滞を共有していた。
しかし、二人の後輩中原陸と石田沙耶の入部が止まっていた砂時計を動かし始める。
沙耶が駿に向ける真っ直ぐな憧れ。そして合宿で露光した、駿にとって「初めて」となる決定的なポートレート。
それを目の当たりにした陽向の中で駿へ向ける自身の生存本能が、たった一人を追い求める「恋慕」へと変質していった。
迎えた文化祭。クラスの演劇『ロミオとジュリエット』で、主役を演じることになった二人。
「私の隣で、死ぬまで息をしていて」 演技という盾を得て、陽向は駿を自らの情念の中に繋ぎ止めようとする。
揺れ動く部員たちの関係と、加速するそれぞれの想い。 不器用で、独善的で、歪な僕らの恋。 砂時計の最後の一粒が落ちる先、三人が辿り着く答えとは――。
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