ポイント
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
読者の反応
- ブクマ
- 17
- 感想
- 2
- レビュー
- 0
- 評価者数
- 40
- 平均評価
- 8.65
- 週間読者
- 0
ブクマと評価ポイントの推移
日別の値
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
総合ランキングの推移
順位を読み込んでいます…
水素味 2026/05/12 公開 2026/05/12 21:41 更新
神殿救護棟で働く聖女リシェルは、血と膿と灰にまみれる姿から「血被り聖女」と呼ばれていた。
彼女の祈りは美しくない。
患部を開き、呪膿を出し、血管の位置を確かめてから神に祈る。
「“治れ”では遅いので。ここの血管を、このように繋げよ、の方が神によく届きます」
だが神殿が選んだ次期聖女は、白い衣をまとった清らかな少女だった。
血を見るだけで倒れる彼女に、リシェルはため息をつく。
「祈る前に止血したらどうですか、次期聖女様」
次期聖女の祈りで塞がれた傷を切り開き、患者を救ったリシェルは、神殿から追放される。
けれど彼女は困らなかった。
「それは助かります。やっと治したい患者のところに行けますので」
リシェルが向かったのは、神殿から治療不能とされた太公様の屋敷。
七年も祈祷を受け続けていた太公様の呪いは、実は神殿の誤診によって悪化していた。
黒山羊の呪いではない。
患部から聞こえたのは、鯨の声だった。
これは、清らかではない聖女が、祈りとメスと民話の知識で、救えなかった患者を救いに行く話
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
順位を読み込んでいます…