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vaizen 2024/12/28 公開 2026/03/08 17:04 更新
(旧題:アルフレッド争乱記 R8.6.2改題)
英雄譚に憧れ、強くなりたいと純朴に願う少年、アルフレッド・ファーン。
田舎村ローサンヒルで慎ましくも日々を暮らす十四才の少年である。
彼は、三年前より同居する銀髪紅眼の居候、アーシャ・ライルを師匠として、一切の容赦なく彼女に剣と知恵を叩き込まれてきた。
ある日、村長である彼の父の元に総督府の触れ書きが届く。
「求む勇士」
賊徒討伐を掲げて義勇軍を募る檄文に、少年は己の夢と理想を膨らませ、その一人となるべく総督府へと赴いた。
それは、少年にとって「物語の始まり」であるはずだった。
だが、彼が足を踏み入れた世界に栄光はなく、言葉が実態を形作り、文字が事実を塗りつぶし、誰かの意図が誰かを動かす——舞台の上。
「英雄」「賊」
「忠勇」「反逆」
「秩序」「無法」
言葉が人に外皮を纏わせ、札に合わせて人は遇され、正義は都合よく仕立て上げられる事こそが、この国の常であったのだ。
理想は容易く剥がれ落ち、暴力的な真実が露わとなり、剥き出しの権力はその身に迫る。
しかし、少年の傍らには常に師の姿があった。
時に師は、少年に力を与えた。
時に師は、少年に真実を示した。
時に師は、少年を悪意より救い出した。
そして少年は、絶えず揺さぶられながらも立ち上がり、脚光浴びる舞台の中央、「物語」の中枢へと歩みを進める。
その背を見つめる、赤い目に秘められた意図と共に。
追記:これはカクヨムにも並行して投稿しています。
紹介文を大幅に変更してみました。(R8,2,27)
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