純文学 短編

シロクマの王国

Hellmärc 2026/02/17 公開 2026/02/17 21:51 更新

あらすじ

 大学のゼミで出会った彼は、静かで、言葉が少なく、どこか現実から半歩だけずれている男だった。恋愛の言葉を使わない。
 愛しているとも、付き合おうとも言わず、感情はいつも、比喩の中にだけ置かれる。

 友人の「元恋人」だったという事実は、彼女の胸に小さな棘を残す。
それでも、視線は自然に彼を追ってしまう。

 彼は、彼女の手を見る。利き手を見抜き、過去を言い当て、そして「シロクマの王国」という、どこにも存在しない場所の話を始める。

 そこでは、誰も矯正されず、誰にも期待されない。ただ愛だけがある白い世界だという。

それが寓話なのか、誘惑なのか、逃避なのか、彼女にはまだ分からない。けれど彼の言葉に触れるたび、彼女は長いあいだ隠してきたもの――手と、本当の欲望を、静かに思い出していく。

彼は言う。
「左利きしかいない国があるんだ」
白い雪と白い獣だけの、誰にも踏み荒らされない王国。
冗談のようで、寓話のようで、
それでも彼の語る世界は、なぜか胸の奥に引っかかる。

ポイント

総合ポイント 18
日間ポイント 0
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 18100% ブクマ×2 00%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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ブクマと評価ポイントの推移

10/24〜10/30(7日間)
ブクマ 0+0(7日間)
1 0 10/24 10/27 10/30
評価ポイント 18+0(7日間)
19 18 17 10/24 10/27 10/30

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
10/30 0 ±0 18 ±0
10/29 0 ±0 18 ±0
10/28 0 ±0 18 ±0
10/27 0 ±0 18 ±0
10/26 0 ±0 18 ±0
10/25 0 ±0 18 ±0
10/24 0 ±0 18 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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