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あざね 2021/09/02 公開 2021/09/03 19:05 更新
ディン・アルケイオス。
名門騎士家系に生まれながらも、彼には剣術の才能が微塵もなかった。
家督を継ぐ約束を白紙にされた少年は、半ば逃げるようにして魔法学園へと進学する。しかしそこでもディンは落ちこぼれ、周囲から冷ややかな目で見られることになった。
魔法とは何代にもわたって研磨していく才能。
偶発的に魔法が使える程度の自分では、追いつくことは不可能。
それでもディンは諦めず、せめて知識だけでも付けようと、その日も一人勉学に勤しんでいた。
「あれ、なんだろ。この紙……?」
その時である。
ディンの読んでいた本から、古ぼけた紙切れが出てきたのは。
そこにあったのは見慣れない文字で書かれた文章。それを解読してみると、なにやら中庭で言葉を唱えろとのことだった。少年はそこへ赴き、口にする。
すると――。
「私の名は、神槍【グングニル】と申します」
見知らぬ場所に放り出され、目の前にはそう名乗る荘厳な槍があった。
対話の後、グングニルに見出されたディンは魔法の手ほどきを受けることとなる。そして、それによって手にした力は異次元とも呼べるものだった……!?
これは落ちこぼれと呼ばれた少年が、周囲の度肝を抜きながら認められていく物語。
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