推理 完結・全107話

『テルメ金沢殺人事件簿 美琴と刑事の湯けむり謎解き』

AQUARIUM【RIKUYA】 2025/06/24 公開 2025/10/12 17:00 更新

あらすじ


― 湯けむりに揺れる真実と、心に触れるミステリー ―

私は白石美琴(しらいし・みこと)。東京の出版社で編集者として働いていた26歳のある日、偶然目にした再放送のサスペンスドラマが、私の運命を変えた。
舞台は石川県金沢市にある老舗旅館「テルメ金沢」。画面に映った仲居姿の女性――それは、私の祖母だった。

そして数日後、実家の旅館から届いた「大女将危篤」の知らせ。駆けつけた私に、祖母は「この旅館を継いでほしい」と告げる。悩んだ末に出版社を退職し、私は金沢での人生を選んだ。

4年後、30歳で正式に女将に就任。旅館を切り盛りする一方で、私は中学時代の憧れの先輩であり、今や県警捜査一課の刑事となった高橋悠真に想いを伝え、結ばれる。そして、彼と、祖母の幼なじみにして悠真の従兄弟でもある片桐刑事という不思議な縁に導かれ、私は“事件の現場”に居合わせることとなる。

第一部では、旅館や金沢市内で起きる不審死や、宿泊客の残した謎に挑む。やがて“ただの偶然”ではない因縁が、私の足元を揺らし始める。

第二部では、舞台は北陸三県へ。福井・富山の名所――三方五湖、越前大野城、永平寺、木場潟、黒部ダムなどを訪れる中で、いじめによる暴行事件、古文書の盗難、行方不明者の謎など、人間の深い闇に触れていく。そして事件の裏にある“誰にも届かなかった想い”を、私は拾い上げていく。

第三部では、物語の核心となる“10年前の未解決火災事件”が浮上。ある女性客の証言と、母を失った娘・椿原瑠璃との出会いを機に、美琴は“記憶から消された通報者”“火に消えた告発者”の真相に迫る。封印された記録、改ざんされた過去、失われた名前――それは旅館の静寂の奥に、ずっと潜んでいた。

北陸の美しい風景と、日常のすぐ隣にある非日常。
湯けむりの向こうで、真実は静かに息を潜めている。

これは、事件を解くだけではない。
心を解きほぐし、記憶をたどる“人間の物語”――。

HJ大賞6

【6月26日 】
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11/01 1 ±0 10 ±0
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10/30 1 ±0 10 ±0
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