空想科学 連載中・全4話

夢から覚める。

冬目投石 2023/06/09 公開 2023/09/02 16:05 更新

あらすじ

人というのは断片的な情報だけで物事を判断しがちだ。

例えば、建物。 外壁はひび割れチャイムは鳴らず、苔やつたまでが生えている。

だが、建物の中は?汚いとは限らない。

例えば、政治家。表ではそれらしい事を発言する。(その発言も危ういものだ。)

しかし、裏では汚職に手を染め、有事を長びかせる事で自分達の私腹を肥やしている。

この世界は断片的な情報で溢れかえっている。またそれを剥がそうとする者は常に排除されてきた。

その状況に遭遇するのはいつも、玄関や扉や窓なのだ。

とある人はこう言った。
「偉業を成し遂げるために必要なのは技術や才能ではない。きっかけだ。きっかけはなんだって良い。」 と。

このような言葉は沢山の人々の心の支えとなってきた。

丁度ギリシャローマのコロッセオの、トラバーチンのように。

日本のとある県のとある町のはずれ、雑木林が聳え立つ場所の近くに、一軒の粗雑な車庫があった。

その中では、車庫の外見からは到底想像できないようなハイテクな技術が、駆使され、ある一つの全く新しい概念

全く新しいテクノロジーが生み出されんとしていた。

そのテクノロジーは現在の人類が擁するテクノロジーをはるかに凌駕するようなものだった。

まるでSFのようなものだった。

偉大な功績には多大な犠牲がつきものだろう。

白熱電球を発明したトーマス・エジソンは、2万回も挫折したという。もっともエジソンにとっては挫折までもが発明の糧だろうが。

印刷機を発明したヨハネス・グーテンベルクは、発明の為に莫大な借金をしたという。

そしてそのSFのような、テクノロジーを完成させようと日々苦心している青年も、また多大な犠牲を払った。

いや、正しくは払わされた。

才能 名誉、誰もが羨むようなものを手に入れた青年。

ありきたりな、大切なものは失ってから気づくという言葉を何度心で繰り返した事だろうか、


当たり前のことを大切にしてほしい。

そして、家族を大切にしてほしい。

そして、騙されるな。

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