異世界恋愛 短編

婚約者の衣装館で「家族同然だから」と無給で働いていましたが、妹を新しい婚約者兼看板娘にするそうなので辞めます。給金も休日もないなら、私は他人です

本城オブリゲータ 2026/05/21 公開 2026/05/21 02:11 更新

あらすじ

「家族同然なのだから、給金なんて水くさいだろう?」

伯爵令嬢エリーゼは、婚約者レナードの家が営む王都衣装館で、二年間無給で働いてきた。

表向きは「未来の侯爵夫人としての手伝い」。

実際は、花嫁たちの採寸日、仮縫いの順番、好みの色、避けるべき装飾、式当日の配達時刻、針子たちの作業順まで整える、婚礼支度の要だった。

休日はない。

給金もない。

それでも「家族になるのだから」と言われ、エリーゼはずっと支えてきた。

だがある日、妹フィオナが言う。

「看板娘なら、わたくしの方が似合いますわ」

婚約者レナードも、華やかな妹を新しい婚約者兼看板娘にすると告げる。

それでも裏の確認だけはエリーゼに続けてほしい、と。

エリーゼは静かに答えた。

「給金も休日もないなら、私は家族ではなく他人です」

そして彼女は衣装館を去った。

迎えた王妃宮御用達認定の最終審査日。

妹は花嫁衣装を「見栄え」で並べ、採寸記録を読まず、喪中の家に赤い飾りを出し、肩の傷を隠すはずの花嫁に襟の開いたドレスを渡してしまう。

泣き出す花嫁。

凍りつく針子たち。

そして王妃宮衣装監督官は告げる。

「これは花嫁支度ではありません。花嫁たちを飾っているだけです」

崩れた衣装館でエリーゼを見ていたのは、王妃宮御用達認定を預かる若き公爵だった。

ポイント

総合ポイント 1,786
日間ポイント 0
日間ランクイン 4
最高順位 125
評価ポイント 1,71496% ブクマ×2 724%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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ブクマと評価ポイントの推移

10/25〜10/31(7日間)
ブクマ 36+0(7日間)
37 36 35 10/25 10/28 10/31
評価ポイント 1,714+0(7日間)
1,715 1,714 1,713 10/25 10/28 10/31

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
10/31 36 ±0 1,714 ±0
10/30 36 ±0 1,714 ±0
10/29 36 ±0 1,714 ±0
10/28 36 ±0 1,714 ±0
10/27 36 ±0 1,714 ±0
10/26 36 ±0 1,714 ±0
10/25 36 ±0 1,714 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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