歴史 完結・全55話

新訳 三河物語 〜 徳川家康と家臣団の戦国サバイバル 〜 with 逆行転生犬シロ

条文小説 2026/04/25 公開 2026/05/20 06:10 更新

あらすじ

 ワンッワンッ(どうも。シロだ。)

 未来から逆行してきた転生犬――いや、正式には「逆行転生犬シロ」と名乗らせてもらおうか。

 世間じゃこの三河物語を「作者、彦左衛門の愚痴」だとか「信憑性が無い」なんて呼ぶらしいが――犬の目線から言わせてもらえば、そんな定義は紙っぺらに過ぎない。

 雑種?血統がなんだ。悪いが、俺は未来を知る唯一無二の存在だ。歴史の勝ち筋をひと目で嗅ぎ分ける嗅覚がある。そういう意味で、この物語の価値を人間よりもよく知っている。

 主人の足元で丸まって寝ているだけの存在だって?笑わせるなよ。俺が尻尾を巻いている間にも、歴史は動き、勝敗は決まる。

 これは俺、シロの目から見た徳川家の黎明を、三河の武士たちの汗と泥と慈悲の物語だ。人間たちが誇る勝ち筋の本当の匂いを、余すところなく嗅ぎ取ってくれ。

――物語の中身? 

 徳川一族の苦難、慈悲で人を繋ぐ姿、愚直な忠義――それらは犬の鼻でも嗅ぎ分けられるほど強烈だ。松平親氏が鍬を持って道を整え、罪人さえ救う様を見て、俺は何度も尻尾を震わせたぜ。人間の武勇だけじゃない。インフラ整備だの、許しだの、その地味で泥臭い「日常」が勝ち筋を作るんだと、犬の目にもはっきり映った。

 主人の足元で見たこと、夜の帳の中で嗅いだ密談、火の粉を浴びながら交わされた約束――嗅いだだけでも伝わる真実。人間の大言壮語じゃない、足の裏にこびりついた土の匂いだ。

「三河の者なら皆、譜代だ」――そんな甘い運営を許すな。俺は庭先で聞いた会話を忘れない。誰が命を賭けたのか、誰が夜も寝ずに橋を架けたのか。歴史は大きな出来事だけでできているわけじゃない。小さな約束の積み重ねが世を作る。俺はそれを、一粒の毛にも残さず嗅ぎ分ける。

 さて、最後に一つだけ断言しておこう。俺が尻尾を振るとき、本物の物語が始まる。

 クリックするかどうかはお前次第だ。だが一度でも目を留めたなら――お前は三河の土の匂いを忘れられなくなるだろう。俺がそれを保証するぜ。ワンッ!

ポイント

総合ポイント 26
日間ポイント 0
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 2076.9% ブクマ×2 623.1%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

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週間読者
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ブクマと評価ポイントの推移

10/28〜11/03(7日間)
ブクマ 3+0(7日間)
4 3 2 10/28 10/31 11/03
評価ポイント 20+0(7日間)
21 20 19 10/28 10/31 11/03

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/03 3 ±0 20 ±0
11/02 3 ±0 20 ±0
11/01 3 ±0 20 ±0
10/31 3 ±0 20 ±0
10/30 3 ±0 20 ±0
10/29 3 ±0 20 ±0
10/28 3 ±0 20 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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