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タワマン太郎 2026/10/31 公開 2026/10/31 19:17 更新
三十年前、世界各地にダンジョンが出現した。
魔物を討伐し、未知の資源を持ち帰る探索者は、今や世界中から注目される人気職業となっていた。
そんな時代の日本に、一人の少女が暮らしている。
名前は、一色雅。
白い髪に赤い瞳。
見た目はどこにでもいる幼い少女。
プリンを食べ、紅茶を飲み、気が向けば買い物に出かける。
そんな彼女には、誰にも知られていない秘密があった。
――彼女は、人間ではない。
神々すら生まれる以前から存在する、世界の理の外側に立つ古き怪物。
人類最強の探索者でさえ、その力を測ることすらできない圧倒的な上位存在だった。
ある日、暇つぶしに寝床としていたダンジョンの一角を片付ければ、災害指定級の魔物たちが跡形もなく消滅。
街でクレープを買おうとすれば、暴走したA級探索者を視線一つで無力化。
さらには、古き魔人や世界の主神までもが彼女の前では頭を垂れる。
けれど、当の本人はそんなことなど知ったことではない。
「お菓子が食べたい」
「面倒だから嫌」
「邪魔なら消すよ」
人類の危機も、神々の思惑も、世界の存亡を懸けた争いも、彼女にとっては些細なこと。
今日も雅は、家族に囲まれながら気ままな日常を過ごしている。
――ただし、彼女の平穏を脅かす者が現れたなら。
そのとき、世界の方が彼女の機嫌をうかがうことになる。
これは、世界最強どころか世界そのものを超越した少女が、周囲を振り回しながら自由気ままに過ごす物語。
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