異世界恋愛 短編

「氷など雪が降れば手に入る」と笑われましたので、夏の薬と葡萄酒と御遺骸はお守りいたしません

歩人 2026/05/11 公開 2026/05/11 19:00 更新

あらすじ

ヴェントレース伯爵令嬢ノルディアは、千年続く「氷室守《ひょうしつもり》」の家に生まれた。冬に氷河湖から氷を切り出し、王宮の地下に三層の氷室で夏まで保存する。夏の薬を冷やし、葡萄酒を熟成させ、王家の葬儀の御遺骸を腐らせない——王家の死生を守る氷の番人だ。
婚約者の王太子マクシミリアンは、ノルディアの仕事を「冬の労働」と笑った。
「氷など雪が降れば手に入る。誰でもできることに、わざわざ家業を立てる必要がどこにある」
左様でございますか。ノルディアはそう答えて、王宮の氷室の鍵を返し、家業を畳んで南方の塩湖領へ移った。
半年後、夏の盛り。王太后が崩御する。御遺骸を保存する氷がない。薬も腐り、葡萄酒は酸化する。誰も気づかない——氷を切る冬の労働を、誰も知らないからだ。
「氷は、冬の手がなければ、夏まで届きません」

ポイント

総合ポイント 832
日間ポイント 0
日間ランクイン 2
最高順位 174
評価ポイント 78694.5% ブクマ×2 465.5%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

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ブクマと評価ポイントの推移

10/28〜11/03(7日間)
ブクマ 23+0(7日間)
24 23 22 10/28 10/31 11/03
評価ポイント 786+0(7日間)
787 786 785 10/28 10/31 11/03

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/03 23 ±0 786 ±0
11/02 23 ±0 786 ±0
11/01 23 ±0 786 ±0
10/31 23 ±0 786 ±0
10/30 23 ±0 786 ±0
10/29 23 ±0 786 ±0
10/28 23 ±0 786 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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