純文学 短編

大雪がくる歳に雌猫ニャーはわたしたちの前に現れた

ほっこくのくわずいも 2021/11/27 公開 2022/02/20 09:12 更新

あらすじ

 初夏になる前の爽やかな土曜の昼前に、雌猫ニャーは我が家にやってきた。猫は嫌いだと思っていた妻は、意外にも好意的にニャーを迎える。風通しのいい木陰で昼寝するニャー、女同士の共感のシャワーの溢れる平和な庭先の昼寝の特等席が温かな小春日和のあたる場所に変わったころ、妻の態度は豹変する。妻が変わったのでない、妻ははじめっから雌猫を好きになるはずはないのだ。それを承知していながら、わたしは女同士の共感のシャワーを見続ける。
 ニャーのいなくなった庭先を見つめながら・・・・・

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