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みやもと春九堂 2026/10/21 公開 2026/10/30 18:30 更新
触手で治療します。えっちな意味ではありません。
【元・整骨院の先生 × 触手の相棒 × 手当てで世界がちょっと良くなる話】
強盗から患者のおばあちゃんを庇い「手が足りない」と悔やみながら命を落とした鍼灸整骨院の院長・白膠木一徹(35)。
死後の窓口で案内された『666号室』にいたのは、誰からも忘れ去られた名も無き異形の神様だった。
「どうか次の生は、手が足りないなんてことのない、ゆとりのある暮らしを――」
そう願った一徹が授かったのは、神様が最後の力を注ぎこんだ『世界最高の触手(一本)』と、十年若返った身体。
薬草を噛めば上級ポーションを吐き出し、極細の鍼にもなり、夜は焚火の番までしてくれる健気な触手『助手くん』と一緒に、一徹は旧都オーフェンの下町で治療院『癒し手』を開く。
ぎっくり腰の人足、傷だらけの冒険者、夜の街で働くお姉さんたち、果ては頑固な貴族や教会の刺客まで。
治療は真面目な手当てそのもの。ただし絵面だけは邪神の儀式。
ずぶり。ぐぷぐぷ。ポキューン! ガコン。
キュインキュインキュイン! ぱっぱかぱーん。ちゅぽん。
「……治りました」
「今の音はなんなんですか!?」
「ぼくにもわからんです」
穏やかに暮らしたいだけの元・町の治療家が、うっかり千の手で街を救い、生き神様になってしまうまでの物語。
(第三部まで執筆済み! 毎日更新中!)
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