ポイント
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
読者の反応
- ブクマ
- 15
- 感想
- 0
- レビュー
- 0
- 評価者数
- 36
- 平均評価
- 7.89
- 週間読者
- 0
ブクマと評価ポイントの推移
日別の値
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
総合ランキングの推移
順位を読み込んでいます…
歩人 2026/06/15 公開 2026/06/15 19:00 更新
伯爵令嬢オクタヴィアは、十年間、王太子レオンの厨房で毎食の献立を組み立てていた。表向きは「賄い女」と呼ばれていたが、彼女の献立には漢方の薬膳学が織り込まれていた——鎮静の春菊、滋養の鶏粥、整腸の山芋。「料理など賄い女の手すさび。下女に代えればよい」婚約破棄の宴で王太子が放った一言に、オクタヴィアは献立帳を置いて去る。その朝、辺境伯テオドールが城門に立っていた。「十年前、戦傷で死にかけていた私を救ったのは、あなたの料理でした」十年前、見習いだった彼女が瀕死の若い騎士のために初めて組んだ薬膳。彼は王宮の料理を「自分のため」に取り寄せ続けていた——本当は、彼女が組んだ献立だと、最初から知っていた。「料理を、あなただけのために、作っていただけませんか」戦傷の手で、テオドールは静かに膝をついた。
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
順位を読み込んでいます…