ハイファンタジー 短編

チートの攻撃魔法で焼け野原にされた街の火が消えないので、前世が消防士だったから普通の消火活動で鎮火することにした

える・あーる 2026/03/22 公開 2026/03/22 18:00 更新

あらすじ

チートの攻撃魔法は強力だった。
魔王軍の砦を一撃で粉砕した——ついでに、周囲の森と街を燃やした。

「深紅の炎帝」イグナシオ。二十二歳の天才炎魔法使い。敵を滅ぼす力は最強。
——だが、自分の火が何を焼いたかは、一度も確認しなかった。

交易都市ブレンナー。二ヶ月間、燃え続けている。
水魔法では焼け石に水。消す魔法は存在しない。住民は煙の中で祈ることしかできない。

そこに送り込まれたのは、チートなしの「凡人枠」。
前世は——消防署の救助隊長。二十三年間、火と煙と崩れかけの建物の中を走り続けた男。
最期は、逃げ遅れた高齢者を庇って、梁の下で殉職した。

魔法は使えない。剣も持てない。
だが、「火の消し方」だけは——二十三年分、身体に叩き込んである。

「火が燃え続けるには三つの要素がいる。可燃物、酸素、熱だ。このどれか一つを殺せば火は消える」

延焼遮断帯の設置。バケツリレーの組織化。避難経路の確保。夜間見回り。地下火災の窒息消火。
——全て、前世の消防技術。魔法ゼロ。人力と知識だけの、泥臭い消火活動。

住民を組織し、破壊消防で街を守り、火を出した「英雄」に責任を取らせる。
そしてクライマックスは——山火事で使う禁断の消防技術。

「最大火力を無差別にばら撒くのは猿でもできる。必要な範囲にだけ、極限まで絞って火力を集中させるのが——技術だ」

チートが焼いた街を、チートなしのプロが消す。
祈りでは治らない。消防士が走れば、火は消える。

ポイント

総合ポイント 2,568
日間ポイント 0
日間ランクイン 2
最高順位 235
評価ポイント 2,40893.8% ブクマ×2 1606.2%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

ブクマ
80
感想
5
レビュー
0
評価者数
263
平均評価
9.16
週間読者
130

ブクマと評価ポイントの推移

10/25〜10/31(7日間)
ブクマ 80+1(7日間)
81 80 79 10/25 10/28 10/31
評価ポイント 2,408+10(7日間)
2,409 2,408 2,407 10/25 10/28 10/31

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
10/31 80 ±0 2,408 ±0
10/30 80 ±0 2,408 ±0
10/29 80 ±0 2,408 ±0
10/28 80 ±0 2,408 ±0
10/27 80 ±0 2,408 ±0
10/26 80 ±0 2,408 ±0
10/25 80 +1 2,408 +10

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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