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宙乃夢路 2021/10/12 公開 2023/05/21 22:20 更新
“僕”は世界を脅かす怪物“灰の悪魔”に追われていた。
もしも自分が物語の主人公だったなら、ここで死ぬことはないのだろう。だけど、現実はそうじゃない。
僕は死を覚悟する。その時だった。
「あなたは主人公になりたいのですか?」
そこには花嫁姿の魔法使いが立っていた。
魔法使いはこの世に十二人しかいない。そして、魔法は灰の悪魔に唯一対抗できる力だった。
しかし、魔法が使えると言えども、それ以外は普通と何も変わらない。魔法使いにとっても灰の悪魔が脅威であることは同じだった。
そして、窮地に立たされた僕は魔法使いのもう一つの力を知る。
「本当は──魔法少女──なんだ」
魔法使いは僕と一つになって、花嫁の魔法少女に変身するのだった。
この世界は優しさに満ち溢れているけれど、唯一の絶対悪が存在していた。
そして、灰の悪魔から世界を救うために魔法使いとその仲間たちは旅をする。
僕はこのたった一つの物語をこう形容しよう。優しい世界で詠う優しさのアンチテーゼ──と。
「どうか、この世界を救ってはくれませんか?」
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