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尾泉あきひろ 2026/10/12 公開 2026/10/12 20:25 更新
感情を知らない少女、言葉(ことは)。
銀色の髪と硝子のような赤い瞳を持つ彼女は、母親からの虐待や周囲からの迫害を受けながら、孤独な日々を送っていた。
誰かを愛することも、悲しむことも、喜ぶことも知らない。彼女にとって感情とは、物語の中にしか存在しない、現実とは無縁のものだった。
そんなある夜、ことはは人間の負の感情から生まれ、人々を襲う怪物――「心禍(しんか)」と遭遇する。
絶体絶命の彼女を救ったのは、瑠瞳(るず)と名乗る青年だった。
人知れず心禍と戦う組織「闇のよりどころ」の長である彼は、ことはにも心禍と戦う力が宿っていることを告げ、組織への加入を勧める。
彼女は彼のことを何一つ知らない。それなのに、なぜか彼を信じていいのだと感じていた。
「……うん。一緒に行く」
その一言を境に、ことはの世界は少しずつ変わり始める。
仲間との出会い。初めて知る感情。そして、彼女自身も知らない心の奥底に眠るもの。
これは、心を知らなかった少女が、人との繋がりの中で自分自身を見つけていく物語。
そして、闇の中で交わされた出会いが、やがて誰も知らない真実へと繋がっていく――。
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