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キット 2019/11/20 公開 2020/05/24 20:50 更新
※休載中です。
※こちらの小説は現在連載中の【Last Rotor - Resurrected as Kit -】本編の主人公である、【キット=レイター】の過去編になります。どちらから読まれても大丈夫なのですが、過去編の更新は不定期なので本編をゆっくりと読まれた後での閲覧を推奨します。(本編の方も同じ様な更新頻度なのでご了承頂けると幸いです)
月夜に照らされた淡く儚い桜の花びらを悠々と舞い散らせる、ある春の季節、少年は凛とした弓士の少女に出会った。青く照らされた黒い髪の少女を、この夜を飛ぶ【青い烏】と例えた。聖域と呼べる、真夜中の神社の中で巡り合わせは神が起こした必然的偶然かそれとも____。
四月の初め春の風が心地良い季節。
少年の通う、高校に一人の転校生が来た。それは紛れもなく、あの月夜の少女だった。お互いにあの日の記憶は鮮明に残っており、意図的に避けるようになりいつしか言葉を交わさなくなっていた。
しかし、それを次第に【気になる】という感情の裏返しだという事に気づき初めた矢先、少女を放課後の教室で見る。同じクラスと言う時点で遭遇率ではかなりの高確率な事は分かり切ったことだったのだが、それでも確率で言えば今のこの時だけは、【低確率】だった。普段は気丈な態度と清楚な少女が俺の瞳の中で悲しく泣いていた____。
もしかしたら、この時点で二人の結末は決まっていたのかもしれない。
どれだけ、距離を取っても切り離せない見えない【何か】から逃げようとする少女と【何か】を探し続けている少年の二人の____
________たった、数ヶ月の時間の話。
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