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桂真琴 2025/10/29 公開 2026/01/02 20:00 更新
多種族の中で、人間は劣等種族――そんな世界。
ハイリヒ王国はアンガスティグ皇国と長年戦争を続けている。
その戦場に『紅いカナリヤ』と呼ばれる少女がいた。少女の名はスカーレット=クライン。
劣等種族のスカーレットは使い捨ての斥候『カナリヤ』に出されることが多かったが、必ず生き残ることで有名だった。
ある日スカーレットは不穏な動きをする敵陣の様子を見るため、斥候に出される。
その様子を遠くで眺める、軍参謀部の少将がいた。
竜人のアルサリオン=ヴァレンディル。
アルは荒野を一人駆けていくスカーレットを見て、直感する。
『あの紅髪の人間の女が、俺の番だ』
そのとき、敵陣の地面に魔法陣が浮かび上がり、醜悪な召喚獣が出現。アルは必死にスカーレットを助ける。
九死に一生を得たスカーレットは病室で、アルから「俺の番」と告白される。
番という概念がわからない人間のスカーレットと本能がら番ファーストに切り替わってしまう竜人のアル。
2人はすれ違いながらも距離を縮め、スカーレットは7年間誰にも話さなかった自分の過去をアルに打ち明け、2人は急速に親密になるかに思えた。
しかし、2人の背後には魔女オルリッサの魔手が迫っていてーー?
「わたしは、ヴァレンディル少将の番であることを受け入れられません」
すれ違ったまま2人は任務に向かい、母国ハイリヒ王国の存亡に関わる陰謀の中心に巻き込まれていく。
2人は母国の危機を回避できるのか?
スカーレットは竜人の番になるのか?
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