異世界恋愛 短編

婚約破棄された鋼の聖女は真実の愛を手に入れました。貧弱な王子なんかこちらから願い下げです!!

友坂 悠 2022/04/29 公開 2022/04/29 18:54 更新

あらすじ

「おまえなんか大っ嫌いだ! ああ、破棄だ破棄。婚約なんて破棄してやる!」

ここ、聖王国シルヴァニアンは神に護られた剣と魔法の国。


先代国王であったお爺様、グラムス・シルヴァニアンによって決められた王子レムレスとあたし、アーシャ・ヴァルキュリア公爵令嬢との婚約は、よりにもよってお爺様の国葬が行われているまさにこの時この会場で、国内外から訪れた大勢の弔問者の目の前で繰り広げられたレムレス王子の唐突な宣言によって破棄された。

元々、いとこ同士のあたしと王子の関係は、あまり仲が良い方ではなかった。
それでもグラムスお爺様のたっての希望であたしはレムレスのパートナーとなることを決め、今までこうして努力もしてきたというのに。

「でもレムレス? わたくし達の婚約は前国王であったお爺様のたっての希望で結ばれたものです。そう簡単に解消できるとも思えないのだけど」

「だからさ。もうお爺様はお亡くなりになったんだ。僕はもうお爺様に怯えていいなりにならなくても済むんだから」


だからと言ってこんなところでこんなふうに言わなくても。
自分の評価も下げお爺様の威厳に泥を塗るような真似。
どうしてこの子はこうも考えなしなのかしら。

ちょうど一歳年下の王子は、あたしにとっては生意気な弟みたいな存在だった。
お爺様も、レムレスのことがかわいいからこそあたしにこの子の手綱を握って欲しかったんだろうけど。

「ふん! なんだよその顔は。おまえはいっつもそうやって僕のことをばかにしたような目で見てきて。だからおまえなんかと結婚するのは絶対に嫌だったんだ。ああ、これでやっとせいせいする! だいたい、おまえみたいな厳つい女、僕の好みじゃないんだよ!」

カチン

厳つい、ですって!?

思わず、キッと彼を睨みつけてしまったあたし。
ああ、ダメダメ。
今は大事なお爺様の国葬の真っ最中。あたしが怒ってレムレスをはたき倒していいわけない。
今は葬儀の真っ最中、そしてここは会場のど真ん中。レムレスの好みは可愛らしい天然のカナリア男爵令嬢みたいなか弱い守ってあげたくなるようなタイプ。

まあこっちも元々レムレスとの婚約は本意じゃないし、
今日は大事な役目もある。

あたしは神の巫女、聖女としての役割を全うするために
舞台中央魔法陣の上で、剣舞を披露することになったのですが……

ポイント

総合ポイント 1,706
日間ポイント 0
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 1,50288% ブクマ×2 20412%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

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ブクマと評価ポイントの推移

10/28〜11/03(7日間)
ブクマ 102+0(7日間)
103 102 101 10/28 10/31 11/03
評価ポイント 1,502+0(7日間)
1,503 1,502 1,501 10/28 10/31 11/03

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/03 102 ±0 1,502 ±0
11/02 102 ±0 1,502 ±0
11/01 102 ±0 1,502 ±0
10/31 102 ±0 1,502 ±0
10/30 102 ±0 1,502 ±0
10/29 102 ±0 1,502 ±0
10/28 102 ±0 1,502 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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