ポイント
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
読者の反応
- ブクマ
- 0
- 感想
- 0
- レビュー
- 0
- 評価者数
- 0
- 平均評価
- [未取得]
- 週間読者
- 0
ブクマと評価ポイントの推移
日別の値
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
総合ランキングの推移
順位を読み込んでいます…
山川猫 2026/10/20 公開 2026/10/25 08:14 更新
妻を亡くして三年。
印南静流は代用教員の仕事も辞め、故郷の村で、ただ山と海を眺めながら日々を過ごしていた。
そんな彼に義父が任せたのは、港町・神内の小さな下宿――「風見館」。
風見鶏のきしむ木造二階建て。
止まったままの古時計。
七つの部屋と、少しばかり訳ありな住人たち。
世話焼きな夜の町のお姉さん。
何もかもお見通しのおばあちゃん。
原稿に詰まると泣いて逃げ出す物書き。
事情を抱えた母と九歳の娘。
そして――
決められた結婚から逃げるように故郷を飛び出し、この町で自分の未来を探している女性。
煉瓦道を市電が走り、ジャズが流れ、港では蒸気が白い息を吐く。
けれど坂の途中には古い祠が残り、山には今も、人の知らない何かが息づいている。
新しいものと古いもの。
山と海。
過去を抱えた人と、未来を探す人。
全部が入り混じったこの街で、
静流の止まっていた時間も少しずつ動き始める。
これは少し可笑しくて、どこか懐かしい、日常の物語。
忘れるためではなく大切に抱えたまま、前へ進む物語。
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
順位を読み込んでいます…