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finalphase 2026/10/30 公開 2026/10/30 20:22 更新
幼い頃、貧しい町で出会ったセレネとサラは、「何でも半分こ」にする親友になる。
二人は、どんなことがあってもずっと一緒にいると約束する。
やがて16歳になったセレネは、聖女として選ばれ王都へ。
一方のサラは故郷に残り、二人は手紙を交わし続ける。
しかし、聖女として裕福な暮らしを得たセレネと、貧しい人々の苦しみを目にするサラとの間には、少しずつ溝が生まれていく。
サラは人々を救おうと行動するが、王国から危険人物として扱われる。
そしてセレネは、サラを助けるためという言葉を信じ、彼女に関する情報を教会へ渡してしまう。
その結果、サラは追われる身となる。
逃亡したサラは、人間だけでなく傷ついた魔物たちも救おうとする。
しかし王国は彼女たちを敵とみなし、サラの居場所を攻撃する。
大切な人々を失ったサラは、ついに力を暴走させ、**黒い角を持つ「魔王」**となる。
三年後。
聖女となったセレネは、魔王となったサラを倒すため、魔王城へ向かう。
そこで二人は再会する。
セレネは自分の裏切りを謝り、サラも彼女を完全には許せない。
二人はもう昔のようには戻れないことを理解する。
最後にサラは、幼い頃に二人で分け合ったものと同じような銅貨をセレネに渡す。
かつては「何でも半分こ」だった二人。
しかし今は、もうそれを分け合うことすらできない。
それでも二人は、それぞれの選んだ人生を生きていく。
そしてセレネは悟る。
自分には別の道を選ぶこともできた。
それでも、自分は今の人生を選んだ。
だから――
「もう、引き返せない」
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