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カトラス 2025/07/13 公開 2025/07/17 03:59 更新
中学一年生の水島涼介(みずしま りょうすけ)は、顔が河童に似ていることを理由に、クラスメイトから日々いじめを受けていた。彼の顔は、誰が見ても異常に歪んでおり、そのため周囲からは「カッパ」や「水中から出てきた生き物」と笑われる毎日が続いていた。涼介はその醜い顔を何とかしたい、変えなければならないと強く思うが、その思いを誰にも打ち明けることができず、心の中で膨れ上がる憎しみを抱えていく。
僕は、いじめで壊れた。
学校という密室の地獄。担任教師・市川は見て見ぬふりを続け、姉は医者に穢された。誰も救わなかった。誰も、僕を見ていなかった。
だったら――人間なんて、もう要らない。
復讐のために、僕は怪物になる道を選んだ。
顔を潰し、声を捨て、理性を殺して河童となった。
尻子玉を喰らうことで命を繋ぎながら、復讐の対象を一人ずつ葬っていく。
教師、配信者、警官。血と臓物の雨の中、ただ静かに“元”人間だった僕が歩く。
身体は腐り、手首は食いちぎられ、皿は砕かれた。
けれど痛みの奥にあるのは、ただ一つ。
あの日、笑っていたクラスメイトの顔――柿崎俊。
こいつを殺す。それが、僕が河童になった理由。
それ以外の何者でもない。
人間は、自分に牙を剥いた獣を許さない。
ドーベルマンを放ち、銃を向け、ヘリを飛ばす。
いいさ、来るなら来い。
どうせ僕の終わりはもうすぐだ。
だけど――“あいつ”だけは、連れていく。
狂気の中で目覚めた、黒い意志。
これは、人間のフリをして生きていた化け物たちを、
本物の化け物が狩る、終わらない地獄の物語。
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