異世界恋愛 短編

「幼馴染が寂しがるから」と婚約者が言うので、幼馴染さんの分の席も用意しました。わたしの席は、王弟殿下の隣です

みぎみみ 2026/10/30 公開 2026/10/30 19:24 更新

あらすじ

「カトリーナが寂しがるから」
婚約して二年。劇場でも、遠乗りでも、花祭りでも、婚約者フレデリックの隣にはいつも幼馴染のカトリーナがいた。伯爵令嬢エステルの席は、柱の陰の補助椅子。

王妃主催の慈善晩餐会にまで「カトリーナの同伴者として行く」と言われた日、エステルは静かにうなずいた。
「わかりました。カトリーナ様のお席も、わたしがご用意いたします」

その晩餐会の席次を決めているのは、五年前から、名前を出さずにわたしだった。
婚約者の隣の席には、幼馴染さんの名札を。そしてわたしの名札は――王弟アルベルト殿下の、隣に。

※約1万字の読み切り短編です。ざまぁは軽め、最後は甘く終わります。

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