異世界恋愛 連載中・全7話

田舎から出てきた元気すぎる令嬢、三日で王都中の人気者になってしまう ~陰口は、聞こえたその場でお返しします~

アクア 2026/08/14 公開 2026/08/20 00:21 更新

あらすじ

 王都へ来て三日目の夜。大夜会の名簿から、わたしの名前が消えておりました。

 ですので厨房口へ回って、前掛けを結んで、大広間でお皿を運びました。すれ違った洗濯場の十七人のお名前は、その晩には、ぜんぶ覚えておりました。

 わたしはミレイユ・ド・ソレル。十八。北の辺境で、領民全員と名前で呼び合って育ちました。

 王都の作法は、まだ習っておりません。

 ですから、陰口が聞こえたら、振り向いてしまいます。

「え、聞こえてます! ここ、天井が高いので、もうちょっと大きい声でお願いします!」

 大階段で足をかけられたら、掛けたご本人の腕を掴んで、一緒に踏みとどまってしまいます。

「危ないですよ!」

 悪意が、一度も着地しないのです。

 三日で、王宮じゅうの衛兵と給仕と松明番が、わたしの名を知っていました。門の外の人だかりまで、わたしを呼びます。

「辺境のお嬢さま!」「大声のお嬢さま!」

 ――名前では、ありません。

 貴族の方々が隠したいことほど、掃除する人と、運ぶ人と、門に立つ人は、よく知っております。

 いちばん最初にわたしを試したのは、婚約者候補の公爵令息でした。

 わたしは、それを見ておりました。見ていて、どなたにも申し上げておりません。

 あの方は、ご自分の靴をご覧になっています。

 ひとつだけ、内緒にしていることがございます。

 わたし、こわかったと気づくのに、いつも半日ほどかかるのです。

 鈍いんです。

 人の名前を覚えることと、声が大きいことだけが取り柄です!

ポイント

総合ポイント 4
日間ポイント 0
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 00% ブクマ×2 4100%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

ブクマ
2
感想
0
レビュー
0
評価者数
0
平均評価
[未取得]
週間読者
0

ブクマと評価ポイントの推移

10/29〜11/04(7日間)
ブクマ 2+0(7日間)
3 2 1 10/29 11/01 11/04
評価ポイント 0+0(7日間)
1 0 10/29 11/01 11/04

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/04 2 ±0 0 ±0
11/03 2 ±0 0 ±0
11/02 2 ±0 0 ±0
11/01 2 ±0 0 ±0
10/31 2 ±0 0 ±0
10/30 2 ±0 0 ±0
10/29 2 ±0 0 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

順位を読み込んでいます…