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虫松 2026/04/25 公開 2026/05/16 19:10 更新
【それは、世界が封じた“何かだった”人はまた、過ちを繰り返すのか】
かつて人類は、空を制し、海を制し、星へと手を伸ばそうとしていた。
だがその繁栄は、ある“存在”によって終わりを迎える。
人の内に潜む欲望と恐怖を増幅させ、文明を自壊へと導く未知の力。
人類はそれを封じた。
世界から切り離された、地図に存在しない孤島に。
そして時は現代。
卒業旅行の帰り、慎吾と幼なじみの美和を乗せた飛行機は、突如として謎の霧に包まれ、消息を絶つ。
次に彼らが目を覚ました場所は、記録にも記憶にも存在しない島だった。
奇妙なほど高い生存率。
砂浜に刻まれた巨大な足跡。
夜になると光り、どこからともなく“呼びかけてくる塔”。
そして、美和だけに聞こえる“声”。
「――来て」
島は、偶然辿り着く場所ではなかった。
そこは、封印された“何か”を守るための檻。
そして同時に、人間を“選ぶ”場所だった。
生き残った二十人の中で、誰が信用できるのか。
誰が狂い、誰が消えていくのか。
元軍人、医師、科学者、投資家――
極限状態の中で剥き出しになる本性。
対立する「生き延びるための合理」と「守るための意志」。
やがて明らかになる真実。
島に封じられているのは、怪物ではない。
それは人間そのものだった。
封印は崩れかけている。
このままでは、世界は再び滅びる。
脱出か、封印の維持か。
誰かが“犠牲”にならなければならない。
その選択を迫られたとき、慎吾は決断する。
守るべきは、世界か。
それとも幼なじみか。
これは、ただのサバイバルではない。
人間の本質と向き合う、“選別”の物語。
最後に生き残るのは誰か。
そして、“選ばれる”のは誰なのか。
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