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神代シン 2026/10/20 公開 2026/10/25 15:48 更新
この世界に生きる人間は、生まれながらにして身体にひとつの「輝石」を宿している。
赤は炎、青は海、緑は大地、黄色は雷、紫は幻影。
人々は宿した輝石の色に応じた力を操り、その力によって身分も、仕事も、そして生き方さえも決められていた。
ただひとり、色を持たない者を除いて。
新城真。
彼の身体に宿る輝石は、どの色にも属さない透明な石だった。
力を持たない落第者として蔑まれ、誰からも期待されずに生きてきた真。しかし、鉱山を襲った怪物との遭遇をきっかけに、彼の輝石が秘めていた異質な力が目を覚ます。
それは、音と振動を捉え、ほかの輝石の力に干渉する能力。
色を持たないはずの少年は、なぜ色の力に触れられるのか。
その答えを求める真は、己の肉体を燃料にして戦う紅蓮の狂戦士ガルドとともに、各地の輝石の源流を巡る旅へと踏み出す。
旅の先で彼らが目にするのは、色によって守られた街と、色によって差別される人々。自然を蝕む力、死者の記憶に縛られた者たち、そして平和の名のもとに人々を管理する白冠教団。
やがて真は知ることになる。
自分の輝石が、失われた歴史と世界の根幹に関わる存在であることを。
すべての色を拒絶し、争いのない世界を作ろうとする者。
すべての色を消し去り、誰もが等しくなれる世界を望む者。
そして、違いを抱えたまま共に生きる道を探す者。
それぞれの願いが交錯するとき、世界は大きな選択を迫られる。
色があるから、人は違う。
違うからこそ、傷つけ合う。
それでも――違うからこそ、出会えるのだとしたら。
色を持たない少年は、旅の果てに何を選ぶのか。
これは、無色の少年が世界の色を知り、やがて世界そのものの在り方を問い直す物語
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