異世界恋愛 連載中・全5話

【平安BL和歌恋絵巻】桜狩り──和歌で解く二人の恋[更新 : 花すすき 菊の盃 ]

きびだんご 2026/10/20 公開 2026/10/26 22:16 更新

あらすじ

BLです。春、主君の桜狩りに供奉することとなった直道(なおみち)は、久しく会っていなかった唯輔(ただすけ)と再会する。去年の秋、密かに心と体を重ねて以来の再会に胸を躍らせる直道だったが、主君の牛車から衣を乱して出てきた唯輔の姿に、酷い嫉妬を覚えてしまう。 やがて降り出した雨の中、桜の下で妖しい色香を放つ唯輔。『どうせ濡れるのであれば、桜から滴り落ちる雫を眺めていたい』滴る雫に誘われるまま首筋へ口づけた直道だったが、彼は嘲笑うように主導権を奪い、夜の密会を約束して去っていき――。 雨と桜が織りなす、二人だけの甘く密やかな執着を描いた王朝BL。
『拾遺和歌集』に収められた作者不詳の恋歌
『さくらかり 雨はふりきぬ おなしくは ぬるとも花の かげにかくれむ』をモチーフに描く、雅で情熱的な一夜の物語。

※『春告鳥』は、「拾遺和歌集」素性法師の『あらたまの年立ち帰る朝より待たるるものはうくひすのこゑ 』をモチーフにしています。
※「忍び音の時鳥』は、「拾遺和歌集」源順の『わがやどの 垣根や春を 隔つらん 夏来にけりと 見ゆる卯の花』をモチーフにしています。
※「瀧遊び」は、「万葉集」作者不明の『馬並めて み吉野川を見まく欲り うち越え来てそ 滝に遊びつる』、並びに「後拾遺和歌集」関白右大臣(藤原師実) の『さらしけむ 甲斐もあるかな 山姫の たづねて来つる 布引のたき』をモチーフにしています。
※「花すすき 菊の盃」は『花さすきまた露深しほに出でて ながめじと思ふ秋のさかりを』(『新古今和歌集』式子内親王)と、重陽の節句(菊酒/着綿)をモチーフにしています。

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