空想科学 連載中・全6話

迫撃姫神モーターメイデン  -剣聖へと堕ちゆくモノ-

森河尚武 2017/04/07 公開 2017/10/21 23:00 更新

あらすじ






「ねぇ、知ってたかな? ボクは君が――ほんとに大好きだったよ」




出会いは最悪――
ぱたぱたと操縦服(うっすいぴちぴちハイレグ)のすそを開けてあおぎながらふと下をみると――彼と目があった。
「ぎゃああああっ! なんで男の子がいるのっ」

――彼は、不思議なまでに技術者として有能だった。
新型関節の提案、試験騎の制作、設計者が舌を巻くほどの具体的アイデアの数々。
「あーそんなことをいうなら、ご自慢の新型間接焼きつけちゃうよ。ボクの運動についてこれるわけないもんねー!」
「やれるもんならやってみろ! 三分以内なら絶対に持つからなっ!」
「云ったなー!! 二分以内に焼きつけちゃるっ!!」
――悲喜こもごもありながら進む新型騎の開発。

同じ頃、連邦帝都
「"オーバルネスト"殴り込み作戦、ですか」
「そうだ。我らが連邦最高議会は、新型モータメイデン新造24騎の完成をもって、魔獣の巣オーバルネストへと攻撃を仕掛ける」
徹底的に表情を消した参謀本部長。
「身に余る光栄です」
こちらもまた一切の表情と感情を消し去った金髪の侍女長。


侵攻する殴り込み艦隊。
昼夜を問わず襲来する魔獣たちの前に護衛艦は次々と脱落し、ついに旗艦が擱座。
絶望的な防衛戦を繰り広げる殴り込み艦隊
十重二十重と囲まれ、ひたすら攻め寄せる魔獣たち。
残存艦艇の砲門は絶え間なく砲声を響かせ、モーターメイデンが出撃を繰り返す中で受けた通信。
『教えて――お願い』
酷い、と彼は思った。彼女の初めてのお願いが、こんなことだなんて。
だけれども、彼は伝える。
自分の伝える言葉が、彼女を殺すとわかっていながら。

『じゃあ、またね』
「ああ、また会おう」
二人は、決して果たせない約束をした――



敵味方表示映像板に映る敵は数十万、対するはただ一騎。

「最高の仲間とオスカーが造ったこの子と、最高峰の躁騎士たるボク――」
汗と血と小水で汚れた銀髪の少女は、操縦席で壮絶に笑う。

「教えてやる――ニンゲンをあんまりなめんなよっ!!!!」


疾走する巨人の中で、少女が涙とともに溢した言葉は誰にも届かずに消えた。












「ねぇ、知ってたかな? ボクは君が――ほんとに大好きだったよ」








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10/25〜10/31(7日間)
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21 20 19 10/25 10/28 10/31
評価ポイント 29+0(7日間)
30 29 28 10/25 10/28 10/31

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
10/31 20 ±0 29 ±0
10/30 20 ±0 29 ±0
10/29 20 ±0 29 ±0
10/28 20 ±0 29 ±0
10/27 20 ±0 29 ±0
10/26 20 ±0 29 ±0
10/25 20 ±0 29 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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