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カワカン 2026/08/15 公開 2026/10/20 00:10 更新
病床で漫画とドラマを見て過ごした男は、戦国時代の播磨に女として転生した。
しかも、黒田官兵衛の異母姉。
「……黒田家?」
幸い、黒田家のことは昔見た大河ドラマで知っている。
官兵衛は岡田准一。
秀吉は竹中直人。
小寺は片岡鶴太郎。
――その程度だ。
播磨の国人? 赤松家? 細かな歴史?
そんなもの、知らない。
それでも一つだけ覚えていた。
**黒田家は、江戸時代まで残っていた。**
ならば、ここに居れば死なずに済む。
そう思った矢先、ドラマの記憶が告げる。
自分は政略結婚させられ、死ぬ運命だ。
「そんな人生、絶対に嫌!」
生き残るため、主人公は黒田家に居座ることを決意する。
そして弟・官兵衛の尻を叩き、親戚には愛想を振りまき、領内の問題には口を出し、漫画やドラマで得た**うろ覚えの知識**を頼りに黒田家を少しずつ変えていく。
ところが――。
小さな内政改革は、やがて人と銭と物の流れを変え、黒田家そのものを強くしていく。
「弟よ。もっと働きなさい」
「姉上は、なぜ私にだけ厳しいのですか!」
死にたくない。
ただ、それだけだったはずなのに。
気づけば彼女の手には、播磨の未来が握られていた。
**これは、歴史を知らない女が、知っているはずの歴史を壊しながら黒田家を興して行く。**
**興国の悪女による、ケツ叩き**
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