純文学 短編

ある経営者の栄光と挫折二部作 2栄光は短く挫折は長く

小野口英男 2019/04/20 公開 2019/04/21 06:31 更新

あらすじ

自己破産と会社破産から三ヶ月後に免責が認められ裁判所に住まいも明け渡す。自己破産と会社破産はニュースとして小さく取り上げたテレビ局はあるものの、テレビの出演依頼は一件も無い。大半のテレビ局はタレント紛いの落ち目の経営者の事など無視同然である。テレビ局の人間に電話しても何となくよそよそしい。彼には避けている様に映る。
「落ち目に成ると分かる人の真心、とは良く言った物だ。それにしてもテレビ局の人間というのは薄情な奴らだ。俺は只のスポンサーだからな。金の切れ目が縁の切れ目か寂しいもんだな」珍しく彼は愚痴っている。
 虚飾で着飾るテレビ局の人間に所詮真心を期待する方が無理である。

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