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品川太朗 2026/01/31 公開 2026/01/31 12:00 更新
今日からあんたは、一人前の大人だ。家にタダで住めると思うな」
女手一つで息子・明宏を育て上げた秋山和江、五十二歳。
息子の就職初日の夜、彼女が祝杯の代わりに差し出したのは、一枚の「生活費折半の契約書」だった。
月五万円の支払い、家事の徹底分担。
手のひらを返したように冷徹になった母に、息子は反発しながらも社会の荒波に揉まれていく。
そんなある日、和江の元に一本の電話が入る。
「母さん? 俺だけど……。会社の金を失くしちゃって……百万必要なんだ」
受話器から聞こえる、震える息子の声。
普通なら動転し、救いの手を差し伸べる場面。
だが、和江が放ったのは、想像を絶する冷酷な一言だった――。
「警察でも何でも突き出してください。甘えるんじゃないよ」
これは、愛ゆえに「鬼」となった母と、自立を迫られた息子の、静かな、けれど激しい戦いの記録。
本当の「親子の絆」の形を問い直す、スカッと、そして最後は温かい現代ドラマ。
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