ポイント
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
読者の反応
- ブクマ
- 51
- 感想
- 1
- レビュー
- 0
- 評価者数
- 107
- 平均評価
- 8.99
- 週間読者
- 251
ブクマと評価ポイントの推移
日別の値
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
総合ランキングの推移
順位を読み込んでいます…
九葉(くずは) 2026/09/16 公開 2026/09/16 18:41 更新
「正面へ行くなら、大理石の舞台と鉢植えを降ろして」
王女を迎える豪華遊覧船は、飾りを載せすぎて浅瀬を通れない。船頭のカリーナが忠告すると、婚約者のレナートは顔をしかめた。彼の隣には、社交界に顔が利く令嬢がいる。これからの商売に必要なのは彼女だと告げられ、カリーナは婚約解消を受け入れ、式典の水先も辞退した。
二人で地図を広げた夜を思い出して泣いたあと、指輪を外す。明日も客は待っている。「泥舟」と笑われた、祖父から継いだ小さな平底船〈ツバメ〉の甲板を磨かなければ。
野菜を市場へ届け、お年寄りが下りやすい場所に船を寄せる。そんな定期便に、河岸改修の視察で財務大臣ダミアンが乗ってきた。選んだ席は、操舵輪のすぐ脇。
「閣下。その席は濡れます」 「ここでいい」
袖を濡らしてまで川の話を聞きたがる、頑固なお客さま。ところが、視察の質問がなくなっても席を離れず、帰港すれば夕食に誘ってくる。仕事の説明ならいくらでもできるのに、その誘いには返事がつかえた。
そして川祭りの日。華やかな拍手の途中で、豪華船が止まる。 救援を求める監視艇を迎え、カリーナは〈ツバメ〉の舫い綱を解いた。
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
順位を読み込んでいます…